地理・歴史巡見部 巡見旅行
2024年08月11日
【地理・歴史巡見部 巡見旅行】
地理・歴史巡見部は、8月7日~10日で山口県に巡見旅行に行ってきました。
初日は、戦国時代に「西の京」と称され、大いに栄えていた山口へ。大内氏館跡のほか、山口で「四季山水図」など優れた水墨画を描いた雪舟や、キリスト教を布教したフランシスコ=ザビエルゆかりの地も訪れました(国宝の瑠璃光寺五重塔は屋根の葺替え工事中でした)。そして、山口市の湯田温泉に一泊。
2日目は、まず長登銅山文化交流館に行き、奈良時代の大仏造立に使用された銅を産出した長登銅山について学びました。全国的にも珍しい鋳造体験もしました。午後は、秋芳洞と秋吉台へ。巨大な鍾乳洞と広大なカルスト台地に圧倒されました。途中、幕末に長州藩を武力倒幕へ導くこととなった、長州藩士高杉晋作らによるクーデターの戦地(太田・絵堂の戦い)も訪れ、最後に下関の海峡ゆめタワーから関門海峡を展望し、この日は下関に宿泊しました。
3日目は、今回の目玉である壇ノ浦(関門海峡)巡見。午前中に巡見した下関は、壇ノ浦の戦いのほか、古くからの港町・交通の要衝、巌流島(宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘)、幕末長州藩の攘夷実行、四国艦隊下関砲撃事件、日清戦争の講和条約(下関条約)締結、など、史跡にあふれています。お昼はフグ料理に舌鼓を打ち、午後は船で巌流島まで往復したあと、さらに船で関門海峡を横断して九州の門司へ。門司港レトロの建物を見て、展望台や古城山の和布刈公園からも関門海峡を眺めました。最後に関門橋を渡って本州に戻り、新下関駅前で一泊。
最終日は、新幹線で新岩国駅へ移動して、錦帯橋や岩国城跡などを巡見しました。錦帯橋にみられる、江戸時代の高い建築技術に目を見張りました。岩国城は、日本百名城に選ばれるだけあって、自然の地形を巧みに活かした堅固な山城でした。
初日~3日目は貸切バスで現地を移動したため、酷暑の中でも熱中症にならず、充実した巡見旅行となりました。その成果を、今後の部活動に活かしてほしいと思います。











