SeSDA オンライン講演会
2022年10月18日
【SeSDA オンライン講演会】
9/23 金曜日(秋分の日)に、聖光学院41期の卒業生で現在スタンフォード大学でAssistant Professorをされている原健太郎さんに、オンラインで講演会をしていただきました。
この企画の話を大倉先生から初めて聞いたのが2週間前。学生時代の繋がりから、話している間に盛り上がって決まった企画とのことですが、いつやるのかもどうやるのかも分からないまま、SeSDAの友人に声をかけたり、先生と連絡をとったりしていました。講演会2日前に「明後日やることになったよ!」と連絡があり、放課後に全員の予定を確認して回るなど大慌てで準備をしました。
16時間の時差があるカリフォルニア州とのオンライン会議。休日の朝9時開始でしたが、開始前には全員がしっかりと参加できました。講演会の最初は原さんの聖光学院時代の身近な話(聖光祭での活躍や、先生の話題、受験勉強について)で盛り上がり、楽しめました。原さんが中3のときに聖光祭で参加団体のチーフをされていたところが、私達が今年の聖光祭でSeSDAの最高学年となって準備したことと似ているなと感じ、親近感が湧きました。
また、研究、アカデミアの分野について多くの質問に分かりやすい回答をいただくことができました。
航空宇宙工学の分野を研究する原動力、人とのコネクションの重要さ、プロジェクトの良い進め方、研究目標、目標を実行するためのプラニングなどなど様々な貴重な話を伺うことができ、理系の最先端で働く人は違うなと感じる場面が多く、非常に参考になりました。
特に「移動手段(transportation)の発展が、科学技術や人類の文化の発展につながる。」とおっしゃっていたのが印象に残りました。移動手段として、馬車から鉄道、飛行機と進化してきている中、もしさらに燃費がよく、性能の良いロケットエンジンができたら、月への着陸・移住や宇宙旅行が現実的になり、これは人類にとっての大きな進化・発展になるでしょう。ロケットエンジンの性能向上につながるプラズマの分野を頑張って研究するのはそのため。原さんのモチベーションと視野の広さに感心させられました。(志村)
さらに、研究について「目の前の分かりやすい成果を出すのも大事だが、その分野に貢献していくことに研究人生を捧げるというスタンス」について話してくださり、表面上の結果というものにとらわれず自分のできる全力を尽くすという姿勢に強い印象を受けました。(林)
今回の貴重な講演会はSeSDA部員にとって、とても有意義なものになったと思います。
お忙しい中この講演会を行ってくださった原さん、そして調整してくださった大倉先生に感謝します。
SeSDA 代表 林慶門(中3) 副代表 志村絆蔵(中3)