聖光学院中学校高等学校

2017.6 校長メッセージ「AIネイティブ世代」

AIネイティブ世代

 本校は今年からスーパーサイエンスハイスクールに指定された。そのカリキュラムの一つとしてソニー・グローバルエデュケーションが開発した「クーブ」のブロックを利用して制作したしたものをプログラミングして動かすという体験授業を行っている。中学三年生の生徒たちなのであるが対応の速さに正直驚いている。二日間の授業で、カリキュラムとしては一日目は標準のコースを履修し、二日目は自分たちで考えた作品を制作するという内容である。大多数の生徒が半日で標準の組み立てを終えて、自由課題に取り組んでいる。当然のことながら自由課題の作品はその分、緻密で精巧なものが出来上がる。
 われわれ大人と異なって肌感覚でプログラミングをし、それがどのように動くかをイメージできるようだ。よく新入社員のことをおじさんたちが新人類と呼んでいた時代があった。それからすれば本校の中学生はAIネイティブ世代なのだろう。
 現在人間が行っている仕事のかなり部分がAIに取って替わるといわれている。ただ、どの仕事がなくなり、残るかでわれわれは右往左往し予想に余念がない。しかし、授業の様子を見学していると、このAIネイティブ世代諸君は結構したたかに生き抜いていく気がする。確かにAIがいろいろな仕事をするだろう。
 人の気持ちは人にしかわからないという事実はこれからも変わらないからである。2017.6.12