聖光学院中学校高等学校

2017.4 校長メッセージ「聖光祭」

聖光祭

 今年も多くの来校者を迎えて盛況裡に聖光祭を終えることができた。新入生である第60期の諸君にとっては初めての経験であったことだろう。昨年まで、学校見学ということで来校していたのとは異なり聖光生としての参加になった。
 新入生の中には小学校一年生の時から六年間連続して見学に来ていたという生徒もいる。君は何がよかったのかと尋ねてみると、「交通研究部の鉄道ゲージ」「ジャグリング 同好会のパフォーマンス」「囲碁将棋部」というように多彩である。毎年、お客様が選んでくださる展示大賞は初登場の「聖光レゴランド」であった。教室いっぱいにレゴを使用しての動きのあるゲージは圧巻であった。私が選ぶ校長賞は「コンピューター部」にした。全てのゲームアプリがそれぞれの部員が自分で手作りというのが実に凄いことだと思ったからだ。今の中高生はここまで出来るのだと思うと頼もしいとさえ思った。
 また展示や催しものだけではなく、先輩たちが親切だった、礼儀正しい姿を見て憧れたというように小学生らしからぬ印象を持った新入生もいた。
 中学入試の学校選択は保護者であると言われているが意外に子供たち自身の主体的な選択もあるようだ。学園祭が終わり平常の活動に戻ることになるが、本校に熱い想いを寄せて学習している小学生が多数いることを肝に銘じて襟を正していることが教職員も在校生にも求められることであろう。2017.4.30